さよなら「ふねお」

釣りレポート

2025年4月12日、ふねおが沈没してしまいました( ;∀;)

悲しいけどふねおの最後の雄姿を書き残しておきます。

当日は、いつもの調子で葉山新港から出船!

天気は晴れ、午前中は東寄りの風速4m、午後から2mに弱まる予報

午前中は近場の島回りで、午後から沖にでる計画で私と友人2名の計3名で出船しました

島回りではカサゴ、メバル、ハタがぽつぽつ釣れ、11:30頃にアマダイポイント目指して沖へ移動

いつも通りの楽しい釣りです

移動中に友人たちは船首でアマダイ仕掛けの準備、私は船尾で操船

少しうねりがあり、そこに船首が入りこみ海水を船内に汲み上げてしまいました

船のバランスが崩れ横転、乗船していた我々3名は海に投げ込まれました

着水と同時に腰巻ライフジャケットが膨らみ3人でしばし呆然

ふねおは半分海に沈んでましたが、船首が海面から出ていて3人でそこにしがみつきました

友人A:どうしましょう?

私は人命第一と考え、118に電話しますと告げ、首からかけていたスマホを手繰り寄せます

が、通話ボタンを押しても反応しない、、、

水にぬれて画面が反応しなくなってます

友人二人もそれぞれ携帯をとりだし、118に電話を試みます

が、二人のスマホも同じ状況

画面を拭き何度かスマホのボタンを押すこと約2分、、、

友人のスマホがつながりスマホから海上保安庁の方の声が聞こえてきた

やった!

3人は安堵の表情でお互いの顔を見ます

しかしこの電話が切れたら?という緊張感が同時に走ります

私は友人から手渡されたスマホに向かって状況説明、おおよその場所を伝えます

海上保安庁のほうでもGPSで我々の場所が確認できているとのこと

「すぐ救助に向かいます!」の一言が心強かった

海上保安庁の方に言われたこと

・3人でかたまっていること
・携帯がつながる状態にしておくこと

ふねおの船首が海面からでていて助かった

海に浮袋だけで浮いた状況ではスマホで電話するのはかなり困難です

3人でふねおの船首につかまりながら救助を待ちます

ふねおがさっきより海に沈んでいるのが分かります

4月の天気が良い日でしたが海水はまだ冷たく、3人は体温を奪われ、徐々に体力が消耗していきます

待つこと約30分、こちらに向かってくる船が見えました

だんだん近づいてきます

でかい!

巡視艇「うみかぜ」の文字が輝いて見えます

ロープ付きの浮き輪が投げ込まれ、3人はふねおを離れ浮き輪につかまります

巡視艇にかけられたハシゴを上ろうとするが、体力が落ちているのと海水を吸った服の重さで思ったように上れないことに驚きます

船上でかけていただいた毛布が暖かかった

学んだこと

・当然ですが救命胴衣は必ず身に着ける
・スマホは防水ケースに入れて首掛けストラップで肌身離さず携帯する
・車の鍵も肌身離さず携帯する(チャック付きのポケットが良いと思う)
・船はバランスが大事(船首が下がった状態で走行は厳禁)

巡視艇の方にふねおは引き上げ可能か尋ねたところ、葉山沖は江の島拠点の「うみかぜ」は管轄外で、横須賀から別の巡視艇が向かっているとのこと

葉山新港に戻ると救急車が待機してました

怪我がないことをお伝えし、お礼を言ってお帰りいただきました

しばらくして横須賀警察の方たちが到着され、事情聴取をうけます

名前、住所、電話番号をお伝えし、可能な限り正しい事故状況をお伝えしました

最後にふねおの状況をお聞きしたところ、現場ではもう見つからなかったとのこと

なんと!

ふねおは我々3人が救助されるまで頑張り、そのあと海に沈んでしまったのです

すまん、ふねお

今までのふねおとの思い出が頭を巡ります

楽しい思い出ばかりだ

最高の相棒だったぞ!

ありがとう

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